2014年5月 郭乃輝老師を招いて講習会を開催しました!

レポート/後藤 比留間

2014年5月10日、11日両日に東京都内の施設で馬頴達老師の娘婿であられ、蘭州通備武術(馬頴達系)の代表であられる郭乃輝老師を招いて講習会を開催しました。

その模様を紹介します。

今回の講習会での練習は郭老師の熱心のご指導を受講生の真摯さが一体となり充実した講習会となりました!

私たちは今回、1日目と2日目の両日に参加させていただきました。蘭州系の馬氏通備武術の継承者であり、馬賢達老師の兄上、馬頴達老師の入室弟子にして娘婿であられる郭乃輝老師直々のご指導を受ける機会であり、非常にワクワクして参加をいたしました。

1日目は、翻子拳の八閃十二翻という套路をご指導いただきました。

受講生の皆様と一緒に旗鼓勢を構えてから、滾勒勢そして劈手、連打を力強く打ち込む。

午前と午後あわせた約6時間にも及ぶ長丁場の練習でしたが、アッという間に過ぎてしまい、気づけば終了時刻になっていました。

郭老師の非常に熱のこもったご指導により、物覚えのあまりよくない人であっても、郭老師は一人一人丁寧に解りやすく教えてくださり、何とか一通りの套路を覚えることができました。

初めてお会いするので、最初は郭老師はどんな人か少し緊張していましたが、人懐っこい感じがして、とても優しそうな感じの人でした。

2日目は、戳脚をご指導いただきました。

戳脚は、高い蹴り技だけでなく、低くて鋭い蹴り、変則的な蹴りなど蹴り技のバリエーションはとても豊富です。

戳脚は、日ごろから基本動作として練習していることもあり、表面的な動作を覚えることには苦労をしなかったのですが、午前と午後、ぶっ通しで蹴り技専門の戳脚を練習するというスーパーハードな練習量は、1日目の練習でも参加した人には、結構ハードなものでした。

しかし、疲れた体で学ぶことで余計な力が抜け、戳脚のいくつかの動作で、動きの本質的な部分が理解できたような気がいたします。

中にはついていくのがやっとの人もいましたが、女性の方やご年配の方なども一生懸命練習されていて、皆様と一体感がある練習ができて、とても楽しく体験させていただきました。

1日目、2日目ととても充実した練習内容でしたが、そうした練習の成果は、時間がたってもしっかりと脳と体に刻み込まれていて、今でも講習会の動作をしっかりと思い出すことができ、また、体もきちんと動いてくれるので、非常にありがたいことと思っております。

皆様の多くが2日とも何とかついていくことができたのは、これも郭老師の懇切丁寧なご指導と、日ごろの小林老師の厳しいご指導のお蔭だと感じました。改めて御礼申し上げます。

受講生皆様は大変な熱意があり、真剣な態度で取り組まれていらっしゃいましたので、同じ門下生として大変心強く勇気づけられるとともに、しっかりと練習しなければならないと心を奮い立たすことができました。

今後も私たち皆で正統な馬氏通備武術を日本に広め、根付かせたいという思いをあらためて感じ、今後も引き続きしっかりと練習をしなければならないと、気持ちを新たにいたしました。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

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