馬賢達老師が当会へそして真の伝統武術を知りたい愛好家に伝えたい事とは

短兵とは中国武術の武器の中で刀と剣といった短い武器の総称である。これは両者双方短い短兵器を持ち、相交、相抗、撃刺、相搏といった格闘性があり、しかも対抗性があるものである。決して剣、刀術で振り回すだけの套路運動競技ではない。

中国の悠久の武術の歴史において、剣刀史上、近代になって火薬を用いた兵器が広く伝わってきて以来、熱兵器がすでに兵法と武備、そして武術と武術の中に伝わっている各種の兵器、武器の対抗、格闘等に取って代わってきている形になってきている。その事によりだんだんと衰退していってしまう事となり、武芸の美化、そして表演化に向って進んでしまう傾向になりつつあるのだ。

多くの伝統武術及び拳種が、伝授において技撃を重視したり、実戦を唱え、用法を説明したりしているが、実際は実戦技法の研究において足りなくなってきているのは現状のようだ。長い歴史の間において先人達が編み出した優秀な技能、招式は実戦において証明する機会が少なくなってきている。多くの武術の門派がある中で、複雑な現状になることは仕方がない事であるが、あえて厳しい見方で言えば、武術技能健康、そして正しい継承、発展する事まで妨害してしまう結果にまでなってきている。

長い武術の発展の歴史の中で、多くの英傑が実戦技法の体系作り及びその発展を目指して心血を注いできたわけだが、歴史と自分達の範囲内で良く受け継がれてきたのである。今現在の武術の中での短兵格闘、長兵格闘、徒手散搏、それから各種の別種類の武技相搏等といったものは、各門派の中でそれぞれの競技形式で残されているが、体系としてはまだ完全には形成されていない。民間においても練習されているが、今に至ってはバラバラである。

伝統の中国武術には独自の素晴らしい招法がある。しかし今現在では誰も使いこなす機会もなくなり、実際に使いこなす人もほとんどいなくなってきた。西洋の格闘技を取り得れてもそれは西洋の口髭を付けただけの中国の服装を着用しているようなもので宙ぶらりの状態である。実際多くの人が中国散打と韓国、タイ、そして日本の武術との違いがわかっていない。それに現在、誰もが武術の基本を学ぶのに時間を費やそうとはしていない。問題は武術の基本が弱すぎるのだ。誰もどの武術家であっても中国散打、短兵、長兵とは何か、武術とは何なのかと言うのを研究していないのが現実である。伝統武術家であっても相変わらず古い時代のままで、古き良きものを活かそうとはとしていない。

私達が伝える短兵は、決して新しいものではなく、中国の古い伝統の剣刀格闘技法から成り立っているのだ。内容は非常に奥深いものなのだ。

1953年全国短兵チャンピオン 馬賢達

自分たちを失って右往左往と迷走している現在の日本人を導く強力な馬賢達老師の羅針盤が発揮されようとされている!

発勁だとか云々、実戦に使えるのか、使えないかと論じているうちに低迷してしまった日本の中国武術界に喝を入れる!!

真の伝統の武術とは?先人から受け継がれた武術の精神とは?これから進み行く方向とは?

まだ知らない人は熟読して下さい。

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