通備拳の練習風景

当会では日本で唯一中国武術最高段位9段・馬賢達老師から師範の免許を頂いている小林正典老師の指導の下、老若男女問わず真面目に楽しく中国武術を練習しています。正しい練習をしながら研究しあうと新しい発見ができます。

肩の力を抜いて強い力を出せるために通備劈掛拳基本功の劈掌を練習して肩をグルグル回したりします(写真左)。

通備腿法の基本功を練習します。戳脚といった変則的な蹴りを蹴れるためには地道な基本功の練習が大切です(写真右)。

みなさん自分のペースで各自向上を目指して練習に励んでいます。上達するにはただ型をなぞって繰り返す練習をしただけではまったく意味がなく、何年練習しても結局は得るものがなかったという結果となります。日本ではそういう例が沢山あります!練習を始めるには原理から知ることが先決です!

基本拳路通備十[足+堂]弾腿の練習

弾腿は弾腿門とも呼ばれており、姿勢や足腰の鍛錬、基本の突き蹴りを養うのに最適なので、多くの門派が採り入れて練習されている。

通備門の弾腿は八極拳、劈掛拳、翻子拳の重要なエッセンスも含まれており、基本功を練るのに最適です。有名な神槍・李書文はもともと黄四海から八極拳を学んでいたが、基礎不足ということで、黄林彪から通備弾腿の伝授を受けた。

これらの通備劈掛拳を主とした基本練習を正しく繰り返すことにより、武術や運動において特に重要な肩や腰胯などといった間接の動きがスムーズに動けて、体内に強い回転運動を生み出せるようになり、素早くて、強い発勁力を生み出せる身体を作っていきます。スピードアップ、パワーアップ、実戦面も効果アリ!

こうした運動は気血の循環を良くするだけでなく、ストレス解消、そして集中力強化・・・にも効果があるとされています。

通備門を創始した馬鳳図は、甘粛省の四代名医の一人でもある医者でもあったので、自身が学んだ劈掛、八極、翻子等といった拳法の武術面だけでなく、解剖学や経絡学といった医学面においても研究工夫されており、武術のみの実戦方面だけでなく、人体の構造からくる合理的な最大限の動きまで研究工夫しつくし、通備門の武術を完成させています。

よって、当会では、以前に空手やボクシングなどの格闘技をやられていて限界を感じた人たち、そして他所の中国武術道場で学ばれて実戦面(組手)に疑問を持って悩まれた人たちが、当会のカリキュラムに魅了され、練習に励まれています。

開門八極拳の基本突き 冲捶

写真のように体を捻り半身になって蓄勁の体勢を作ってから、するどく前にダンと踏み出して発勁をおこないます。

本などでは発勁や寸勁を神秘的に書く人がいますが、小林師範曰く「あんなものは正しい基本をしっかりやれば半年ぐらいで十分できる。

それよりも大切なのは一つの実戦技法を組み合わせて自由にスムーズに使いこなせることだ」とのこと。

劈掛拳の基本功「単劈手」の練習

全身を緩めて「呑吐開合」といった身法を用い、あたかも体の脊髄を弓の弦のようにしならせ縦回転の強い発勁を生み出します。

八極拳は一打必倒を目指し、あたかも大砲を打ち込むように力強く打ち出す接近短打の拳法ですが、劈掛拳は連続回転して発勁を連射する拳法です。

おたがいの欠点を補いながら融合しあい、完璧を目指して、一つの流派となすのが通備武術の基本理念です。

練習生のみなさんの中から「今まで何年も他の教室へ行っていましたが、ここに通うようになってこれまで知らなかった本物の武術を教えていただいて、本当にありがとうございます。いろいろな発見あり、身体の調子もよくなってとても楽しいです」というコメントもありました。

開門八極拳の対練

こうした相対練習を繰り返しおこなうことにより、八極拳が得意とする接近戦に持ち込むことが可能となります。

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快速連打の翻子拳の練習

いろんな角度から連打の突きを繰り出していくモダンな拳法だと言われていますが、その起源は明代まで遡る古い拳法です。

中国武術の中で最も突きが速くて強力な拳法だといわれています。

散手(組手)の練習です

いくら優れた招法(実戦技法)を学んでも自由に使いこなさなくては意味がありませんし、ノウハウがないのにむやみに殴り合いをしても意味がありません!

当会では1952年史上初の全国規模のフルコンタクトの散手大会で優勝を果たした馬賢達老師のノウハウが揃っているので、段階を踏みながら自由に組手ができるように練習していきます。

こうした練習は案外仲間意識ができて楽しく研究しあいながら練習できるものです。組手の練習は強制ではありませんので、ご安心ください。

グローブをつけての散手の練習

いろんなバリエーションがある散手を練習しています。

套路練習が主体となった近年の中国武術の中で、通備門は馬鳳図(馬賢達老師の父)の時代から一門の中で伝統の技法のほかにこうした技撃練習を追及し、研究してきた門派です。

なので馬家から馬英図(馬賢達老師の叔父)や馬賢達老師といったフルコンタクトの実戦形式に近い場で勝ち抜き全国に勇名を馳せた人物が出てきたのは必然的といっていいでしょう。当会では百の理論より一の実践をモットーに練習しています。

短兵の練習

当会が指導する短兵はスポーツチャンバラとは違い、ただ打ち合ってるだけでなく、中国の伝統の刀法、剣術の技法を基づいて、スパーリングをとおしてそれらを活かせるように、体現できるようにしています。みなさん熱心です!

ナイフ対策の指導から護身に役立つ練習

初心者が手軽にできるような簡単な護身術から、劈掛拳、八極拳、翻子拳、蟷螂九手などの手法や歩法を用いた護身まで指導していきます。

ぶっそうなこのご時世こそ、心構えから、ナイフ対策、護身として、武術を習うことを一種の保険だと考えてみてはいかがでしょうか。

※左のプレイヤーよりナイフ対策の動画がご覧になれます。

1)中段へ突いてきたところから反撃

2)上から振り下ろしてきたところから反撃

中国武術の錬功法を正しく練習して強い身体を作る!一部の写真

鉄砂掌は、八極拳と劈掛拳の修行者の間で練習をおこなっており、功成れば、一撃で瓦を砕くことができます。粒上の鉄の塊を入れた砂袋を叩いて掌を硬くします。練習後に一門の間で秘伝とされている漢方薬を掌につけなければいけませんが、正しい指導を受けて練習をしなければ、体に害を起こしてしまう可能性もあり、とても危険なので、練習の際は、注意を要します。従って、これらの練習をおこなう前は必ず通備の基本練習の段階が済み、人格及び健康から考慮して指導するかしないかを判断させてもらいます。

書籍などでは鉄砂掌を練習すると掌が鉄のように硬くなると神秘的なことを書かれたりしているが、馬賢達老師や小林師範が言われている通り、人間の掌はいくら鍛えても鉄のように硬くなるはずがありません。そもそも実際戦っている時の人間は、サンドバックみたいにずっと立っているわけではなく、絶えず動いているのだから、鉄砂掌が功成る成らないは大きな用途はありません。それだけで人を打つことはできませんし、やはり上述で説明したとおり招法(実戦技法)を組み合わせて自由にスムーズに使いこなせるような練習をしなければ、武術として使うには大きな効果は得ることができません。

現に、以前当会に他派八極拳10年やられた人がおられましたが、その人は鉄砂掌をやられていて、掌は硬かったのですが、他所で2人で組み合っての練習は接近短打や体当たりだけの対打しか練習していなかったのか、招法(実戦技法)を組み合わせて自由にスムーズに使いこなす練習はほとんどされていないようでしたので、当会で武術をはじめた通備拳歴3年の人と散手練習をした時に、簡単に死角と取られてしまった有様です。

当会は、実戦技法を正しく使いこなせるのとかけ離れないような練習をしていくのを重視しており、日本の中国武術愛好者の間でたまに見られる神秘的に恋焦がれている人たちが喜ぶような本を読み漁っているマニアや、小難しい理屈ばかり言っているような人間は、当会にはいませんので、健全に武術を練習されたい方は、どうか安心して練習にご参加ください。

排打功は運気などを用いてこれらの用具で叩いたり、2人で組み合ってお互いの体をぶつけあって打たれ強さを養っていきます。

日本拳法経験者である相手の正拳を丹田の腹圧で弾き返している!

正拳で力を込めて叩いても、ゴムマリのように弾きご覧のとおりビクともしないのだ!

完全に気沈丹田ができると、気が丹田に集めることができ球体のように膨張するのだ!

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